顎外科オペ見学
久々のブログ更新。本当に久々。専門医の取得や更新などで、私のHPは随時チェックがなされているし、言いたいことが自由に言えないのが現実。そういうこともあって(←単に言い訳?)、ずっと書くのが苦痛になっていた。
今日は、患者さんの顎外科手術に立ち会いのため大学病院に行ってきた。私は顎外科手術に基本的に毎回立ち会うことにしている。昔からのルーチンワークだ。卓越した技術の外科医から学ぶことは沢山あるし、学んだことを自分の臨床に活かしたいし、若い先生や学生と会話できるのも楽しい。
いつも感動するのだが、今日は特に外科医の凄さにあらためて感動した。上下顎骨骨切り(上顎Le-Fort I型、下顎SSRO)で2時間をきる手術時間。その後、他の先生が縫合に入るのだが、どう考えても手術が上手で早すぎる!昨年よりもさらに凄さを増して感じた。すごいなと思うのは、骨片の干渉をなくすために、干渉部位の骨削除が多すぎず少なすぎず適切に迅速になされること、だからすぐにプレート固定が始まる。上顎Le-Fort I型の骨切り部位は隙間が全くなく綺麗に接合される。隙間がないから、余剰骨片を入れる必要が全くない。だから治りも早い!floating maxillaなど無縁だ。術後にセファロを撮影して移動量を確認させてもらうが、毎回パーフェクトだ。手術の進行も綺麗でとても分かりやすく、標準化されている。見習うべきことが沢山だ。
手術後に「あとは矯正の先生、頼みますね」と言われた。こんなに素晴らしい手術をしてくださるスーパー外科医に手術していただいているわけだから、もっと私も頑張らなきゃ!初心にかえって、真剣にもっと本気で矯正を頑張ろうと思った。こういう気持ちにさせられることは、純粋にとても大事なこと。
外科医にあらためて、心から感謝!今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

