舌側矯正セミナー受講
10月24、25日の2日間、東京ステーションコンファレンスにて、リンガルの第一人者である廣 俊明先生(http://www.mienai.com)のリンガルコースを受講しました。廣先生のコースは海外ではしばしば行われていますが、なぜか日本では10年ぶりという貴重なコースであったため、先生のHPで公表されてすぐに私は申し込みました。日々の臨床での疑問点を解決すべく、すごく期待していましたが、その結果はやはり「プラス効果大」でした。
廣先生の考え方は、リンガルを理解する上でとてもシンプルでわかりやすく、また言葉の重みを感じさせられます。「リンガルの成功のキーポイントはセットアップ模型と正確な装置装着(ボンディング)であること、そしてセットアップ模型はノーマルでovercorrectionを入れてはならないこと、リンガルでもワイヤーを曲げて咬合を作ること」など、、、すごく納得です。私は以前に、廣先生にリンガルの技工の外注をお願いして大変お世話になりましたが、先生のおかげで避けていたリンガルを好きになれたのは言うまでもありません。
リンガルというと、ちゃんと治らない、表側矯正に比べて治療期間が長くかかる、ちゃんと喋れない、適応症が限られているなど、世間ではいろいろとネガティブな噂が氾濫しており、きちんとやっていても悪く言う人がいるそうです。
「だからこそ、余計にきちんと治療しなければならない。ラビアル(=表側矯正)の治療よりも、もっときちんとしなければならない。全ての面でいい加減なことをしてはならない。絶対にウソがあってはならない。」と、先生は指摘しておられました。とても大事なことであり、肝に銘じて頑張りたいと思います。
レジンコアーは薄くし、食パンではなく「なで肩」に!