筒井昌秀先生メモリアル講演会参加

 9月6日に筒井昌秀先生メモリアル講演会(於:福岡)に参加しました。歯周・外科・補綴・インプラントの巨匠である先生方のご講演をお聞きすることができ、大変勉強になりました。それだけでなく、自分自身の矯正臨床の方向性が正しいことをあらためて認識することができ、日々の自分への励みにもなりました。

 歯科医療で最も大事な目標である「咬合のlongevity(長期安定性)」を達成するために、歯周・外科・補綴・インプラントなどの領域においても、先生方が様々な方面で深く追求してお考えになり努力し続けておられること。そしてそれを、若いこれからの歯科医師(私も含めて)がしっかりと引き継いでいくことの大切さ、責任をあらためて感じました。

 「咬合のlongevity」を達成するためには、見た目や形態的に良い咬合を得るだけでは不十分であり、顎関節を含めて機能的に良い咬合を得ること、口腔周囲筋の緊張を改善すること、そして歯周組織の健康をはかることなど多くの課題があります。歯周・外科・補綴・インプラント・矯正の専門医が連携することで、より良好な状態を患者さんに提供できること。その大切さをあらためて認識させて頂きました。

 いつもこのような素晴らしい機会を教えて下さる内藤正裕先生に心から感謝するとともに、これからもっと「矯正専門医としての誇りと責任感」をしっかりもって努力していきたいと思います。